「トレーニングは毎日した方が筋力がつく?」
「早く痩せるために毎日トレーニングしていい?」
「毎日するときは何に気をつければいい?」
ダイエットをしたり、筋力をつけたりするために、毎日トレーニングしているかたはいませんか?
私はランニングコーチとして、多くの市民ランナーを指導しています。
ランナーの中には「毎日走らないと体力が落ちないか不安」という理由から、毎日走る方も多いです。
本記事では、トレーニングを毎日しない方がいい理由について解説。
また、毎日実施するときに得られる効果や注意点なども、あわせて紹介します。
毎日トレーニングするデメリットを理解して、適切なトレーニングプランを立てましょう!
トレーニングを毎日しない方がいい理由3選
トレーニングは毎日してもいいのでしょうか?
結論から言うと、おすすめしません!
ここからは、その主な理由を3つ解説します。
疲労が抜けなくなる
トレーニングを毎日しない方がいい理由1つめは、疲労が抜けなくなることです。
トレーニングをすると、筋肉はダメージを受けます。
このダメージは、1日で完全に回復することはありません。
そのため、毎日トレーニングを行うと疲労が蓄積していきます。
最悪の場合、オーバートレーニング症候群という「慢性的に疲労が抜けない状態」に陥ることもあります。
トレーニングを続けられない身体になってしまっては本末転倒です!
以下の記事では、トレーニングの理想的な頻度をレベル別に解説しているので、参考にしてください。
トレーニングは週何回が理想?3つのレベルに分けておすすめの頻度を解説!
ケガのリスクが上がる
トレーニングを毎日しない方がいい理由2つめは、ケガのリスクが上がることです。
毎日トレーニングすると、筋肉が回復せずに、傷ついた状態で次のトレーニングを実施することになります。
筋肉へさらにダメージが重なるだけでなく、筋肉痛をかばうためにフォームが崩れることもケガの原因の一つです。
私は毎日ではありませんが、週5〜6回持久系のトレーニングをしています。
それでも筋肉痛やハリなどが出ることがあり、その状態でトレーニングした結果、フォームの悪化とケガに繋がったことがあります。
体力や筋力などに自信がない方は、多くても週3〜4回から始めて、ケガのリスクを回避しましょう!
トレーニング効率が悪くなる
トレーニングを毎日しない方がいい理由3つめは、トレーニング効率が悪くなることです。
筋肉はトレーニングで負荷を受けると、一時的にダメージを受けますが、24〜48時間ほど休息させることで、負荷に適応しトレーニング前よりも筋力が向上します。
これを超回復と言います。
つまり、筋肉を成長させるには「回復させる」ことが必要です!
回復期間がないままトレーニングを続けると、成長速度が遅くなり、トレーニングとしての効率が悪くなります。
これは、ランニングのような持久的なトレーニングも同じです。
以下の記事でも詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください!
ランニング毎日はよくない?3つのNGな理由とおすすめの頻度を解説!
次に、毎日トレーニングすることで得られる効果について解説します。
毎日トレーニングしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
トレーニングを毎日すると得られる効果
トレーニングを毎日することはデメリットが多いですが、得られる効果はないのでしょうか?
一つ挙げるとすれば、習慣化の獲得です。
毎日同じようなルーティンでトレーニングを行うことで、生活の一部となり続けやすくなる場合があります。
私のランニング仲間にも「毎日走らないと逆に気持ち悪い」という方がいます。
1日でも休むとそのままだらけてしまう、という方はおすすめです。
ただし毎日やる場合は、必ず1回あたりの負荷を減らしてください。
毎日のように身体を追い込んだトレーニングをすると、オーバートレーニング症候群に陥る可能性があります。
体調不良や体のだるさなどを感じたら、しっかりと休みましょう!
トレーニングを毎日するときの注意点
トレーニングをほぼ毎日するときは、以下の点に気をつけてください。
・トレーニング前後に十分な栄養を摂る
・毎日負荷の高いトレーニングをしない
・睡眠時間を8時間以上確保する
・毎朝心拍数を確認する(疲労が溜まると普段より高くなる)
・栄養バランスの良い、高エネルギーな食事を心がける
食事や睡眠など基本的なものが多いですが、ほぼ毎日トレーニングするなら意識する必要があります。
以下の記事では、トレーニングの疲労回復方法を紹介しているので参考にしてください!
トレーニングの疲労回復を早める方法5選!おすすめの食べ物もあわせて解説
まとめ
今回は、トレーニングを毎日しない方がいい理由について解説しました。
毎日トレーニングをすると、疲労が抜けなくなり、パフォーマンスが落ちるだけでなくケガのリスクも上がります。
週に1〜2回は休みを入れたいところです。
一方で、毎日トレーニングすることで習慣化しやすいという方もいるでしょう。
あまり推奨はできませんが、実施する場合は、栄養・カロリー豊富な食事と十分な睡眠を必ずとるようにしてください。
毎日トレーニングするデメリットを理解して、適切なトレーニングプランを立てましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
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