パーソナルジムに通ってもリバウンドする?原因と対策を現役トレーナーが解説!

パーソナルジムに通ってもリバウンドする?原因と対策を現役トレーナーが解説!

執筆者紹介

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山脇 蒼
山梨学院大学在学時、学生トレーナーとして活動。
卒業後、スポーツ整体院にて整体院業務とトレーニング指導を行う。
その後、EAGLE BASEへ入社。

この記事の内容

「パーソナルジムに通ったのにしてしまった……」

「パーソナルジムを卒業してもしない方法が知りたい!」

 

せっかくパーソナルジムに通ってダイエットに成功したのに、リバウンドしてしまった。

前よりも痩せづらくなったと感じる方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、パーソナルジムに通ってもリバウンドする原因と対策を、現役トレーナーがくわしく解説します。

 

リバウンドをしないために必要な行動が、この記事を読んでいただくことでわかりますよ。

 

迷えるダイエット難民の皆様、ぜひ参考にしてください!

 

パーソナルジムに通ってもリバウンドする原因3つ

パーソナルジムに通ってもリバウンドする原因は次の3つです。

 

原因①:食生活を意識できなくなった

原因②:生活習慣が乱れてしまった

原因③:モチベーションが下がってしまった

 

順番に解説します。

 

原因①:食生活を意識できなくなった

 

パーソナルジムに通えば、担当トレーナーが摂取カロリーや栄養バランスを管理してくれるため、食事改善も続けやすいです。

 

しかし、パーソナルジム卒業後は、自身で食事改善を行う必要があります。

 

1人だと食生活での誘惑が多く、パンや麺類、お菓子にジュースと言った栄養不足のエネルギー過多な食事スタイルに戻りやすいです。

 

いちどは食生活を見直しても、自分でコントロールできなければリバウンドしてしまう場合もあります。

 

食事の基本は朝、昼、晩の3食をしっかり食べること。

 

糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素に食物繊維を含んだバランスの良い食事が必要となります。

 

空腹の状態に糖質を過剰摂取すると、血糖値を上昇させ、脂肪の合成を高めるインスリンを分泌させます。

 

更に、糖質と脂質の同時摂取は脂肪の合成を高めるリスクがあるのです。

 

食事を1食や2食にしたり、栄養価がなく糖質と脂質を多く含む食品で食事をしていると、リバウンドにつながってしまいます。

 

パーソナルジムを卒業しても、食生活をどれだけ意識できるかが、リバウンドを防ぐカギと言えるでしょう。

 

原因②:生活習慣が乱れてしまった

 

生活習慣の乱れと睡眠不足は密接に関係しています。

 

睡眠時間が不足すると気力が低下し、疲労感や倦怠感を感じやすくなります。

 

結果、日常生活の運動量が低下し体重の増加に繋がってしまうのです。

 

また、睡眠不足が起こるとストレスホルモン(体を調整する司令塔)であるコルチゾールが分泌され、筋肉の分解や脂肪の分解を高めてしまいます。

 

྿ホルモン:体内の様々な働きを調整する司令塔

 

痩せホルモンであるレプチンの分泌量も少なくなり、食欲を高めるホルモンであるグレリンが分泌されることで過食状態に近づくことも。

 

さらに睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要です

 

照明やテレビをつけたまま眠ったり、就寝直前までスマートフォンやパソコンを見ていたりされる方もいると思います。

 

結果、寝不足に繋がりコルチゾールの分泌量が増え、成長ホルモンの分泌が妨げられてしまうのです。

 

パーソナルジムに通っているときは、意識的に生活リズムも整えようと体が動きます。

 

ですが、通わなくなってからも生活リズムを意識しないと、リバウンドするリスクがあることも頭に入れておきましょう。

 

原因③:モチベーションが下がってしまった

 

パーソナルジムを利用する多くの方が、目標体重まで減らすことをゴールとする「減量」目的で通われています。

 

ですが、これは大きな間違いです。

 

そもそもダイエットとは、「健康的な身体になるための食事療法」と定義されています。

 

体重の増減ばかりに左右されてしまう人ほど、モチベーションが下がってしまいます。

 

目標体重にばかり目を向けていてはいけません。

 

健康な体を維持していくための、正しい食生活や生活習慣を身につけることが必要です。

 

私の担当しているお客様の中にも、目標体重に落としてからリバウンドしてしまった方がいました。

 

筋肉量が落ち、代謝(体の中でエネルギーを使ったり作ったりする仕組み)が下がってしまった為、筋肉量を増やすことに苦労しました。

 

たとえば、体重が55kgの方が50kgになったとします。

 

そこから55kgにリバウンドしてしまった場合は筋肉は増えずほぼ体脂肪で太ったことになります。

 

そこから再び体重を戻すのは、かなり大変です

 

私が指導を行う際は、脂肪を除いた体重を維持または増やすような食事改善を行います。

 

無理な減量は体重の増減に繋がります。

 

体脂肪の変化を見ることで、体重の増減に気持ちを左右されずモチベーションが保てますよ。

 

パーソナルジム通ってもリバウンドしない対策【食事編】

 

パーソナルジムに通ったあともリバウンドしないためには、食生活も意識して取り組むのが大切です。

 

以下に3つのポイントを書きましたので、参考にしてください。

 

 

 

1. 食事改善を意識する

ダイエットは運動よりも、食事が9割重要な位置づけとなります。

 

食事制限ではなく食事改善を行うことこそ、ダイエットにおいて意識したいポイントです。

 

糖や脂質を代謝するビタミン、ミネラルや身体を構成しているタンパク質を取り入れることで、身体を必要な栄養素で満たしてくれます。

 

厚生労働省が勧めているPFCバランスは、以下のとおりです。

 

P(タンパク質):13~30%

F(脂質):20~30%

C(炭水化物):50~65%

 

健康を維持し、生活習慣病を予防するために考えられているため、偏った食事を予防し、バランスの良い食事を摂ることができます。

 

2. 理想的な食事マゴハヤサシイ

ビタミンやミネラルなどを豊富に含んだ食材を、総称して「マゴハヤサシイ」と呼びます。

 

これらの食材のほとんどに豊富な食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善にも期待ができます。

 

下記が、マゴハヤサシイの食材です。

 

マ:豆類

ゴ:ごまなどの種子類

ハ:ワカメなどの海藻類

ヤ:野菜類(緑黄色野菜)

サ:魚類

シ:シイタケなどのきのこ類

イ:イモ類

 

私のおすすめは、「玄米+味噌汁+マゴハヤサシイ」です。

 

今日から取り入れられそうな食材は、ぜひ積極的に食べましょう。

 

3. タンパク質の比率は7:3

タンパク質は最低でも「体重1g当たり1g」が摂取したいラインとなります。

 

動物性のタンパク質を最優先とし、肉類や魚類・卵を7割で摂取します。

 

ここで補えない分を、乳製品や植物性のタンパク質である大豆類から3割補完することで、バランス良く摂取できるのです。

 

おすすめな食事法として、毎食ごとに手のひら1枚分の肉類や魚類を摂取します。

 

そこに毎食卵を1個追加し、乳製品・植物性のタンパク質である納豆や豆腐を追加します。

 

筋肉の分解を防ぎ、タンパク質の合成を高めるためにも、体重の1.5〜2倍のタンパク質を摂取してあげると良いですね。

 

パーソナルジム通ってもリバウンドしない対策【運動編】

 

パーソナルジムに通ったあとも、運動習慣を取り入れればリバウンドを防げます。

 

以下にある2つのポイントを意識しましょう。

 

1. 適切なトレーニング方法を行う

結論からお伝えすると、筋力トレーニングを行う方が有酸素運動よりも効果が高いです。

 

有酸素運動では、長時間のランニングを続けても消費カロリーは少なくなります。

 

更にカロリーを消費しても筋肉量は上がらないため、年齢を重ねるにつれて痩せづらくなってしまいます。

 

対して筋力トレーニングでは、筋線維を刺激することで、前よりも太く強く筋肉を発達させられます。

 

結果、代謝が上がり痩せやすい身体がつくれるのです。

 

せっかくパーソナルジムに通って理想の体を手に入れたのなら、適切なトレーニングでしっかり運動習慣を維持していきましょう。

 

2. 日常生活で適度な運動を取り入れる

適度な運動やストレッチは血流の改善に繋がります。

 

体を動かさないと血流は一箇所に溜まってしまい、浮腫を引き起こします。

 

適度な運動は血流を全身に巡らせるので、身体の代謝に繋がります。

 

ウォーキングは最も取り組みやすい運動で、1日の消費エネルギーの指標となるため、ぜひ取り組んでいきましょう。

 

またストレッチを行うことで、筋肉の緊張を取り除けます。

 

関節の可動域が広がり身体を動かしやすくなると、日常生活の動作がスムーズとなり血流の改善に繋がります。

 

パーソナルジムを卒業すると、強制力が弱まり運動習慣が無くなるケースが多いです。

 

しかし、リバウンドを少しでも抑えたいなら、ちょっとした運動でも良いので体を動かす習慣を続けてくださいね。

 

まとめ

今回は、パーソナルジムに通ってもリバウンドしてしまう原因や対策をお伝えしました。

期間を決めてパーソナルジムに通うのがゴールではありません。

リバウンドせず将来的な健康を維持するためにも、自分に合った食事や運動を取り入れましょう。

 

自己管理が苦手な人は、パーソナルジムに相談するのもおすすめです。

ひとり一人にあった食事や運動を指導してくれるので、リバウンドのリスクもおさえられます。

 

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少しでも気になる方は、ぜひ自分のライフスタイルに合わせてパーソナルジムを活用して行きましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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山脇 蒼
山梨学院大学在学時、学生トレーナーとして活動。
卒業後、スポーツ整体院にて整体院業務とトレーニング指導を行う。
その後、EAGLE BASEへ入社。