「トレーニングの時間帯はいつが効果的?」
「朝・昼・夜ならいつがベスト?」
「そもそも時間帯は気にした方がいい?」
トレーニングをこれから始めようとしている方や継続的に行っている方など、せっかくなら効果的な時間帯に取り組みたいですよね。
私は現役のマラソンランナーとして日々トレーニングをしています。
ランニングも時間帯によって期待できる効果が変わるので、うまく使い分けることがあります。
本記事では、トレーニングに効果的な時間帯について解説。
また、3つのタイミングそれぞれの効果や、日本人の多くはいつトレーニングしているのか、についてもあわせて解説します。
トレーニングの時間帯をうまく使い分けて、理想の身体を手に入れましょう!
トレーニングに効果的な時間帯はいつ?
トレーニングに効果的な時間帯はいつだと思いますか?
結論から言うと「目的による」です。
例えば、トレーニングのパフォーマンスを最大限高めたいなら夕方、1日の生産性(脳の働きや集中力など)を高めたいなら朝が効果的と言えます。
ただし、トレーニングそのものは時間帯に関係なく、筋力の向上や健康促進などにつながります。
アスリートでもない限りは時間帯にこだわりすぎず、自分のライフスタイルに合わせるのがベストです。
また、毎日同じ時間帯にトレーニングすることで身体は適応していくので、忙しい方は実施する時間帯を固定して行うと良いでしょう。
次に、3つの時間帯に分けてそれぞれの効果について解説します。
自分の目的に合った時間帯を選んで、取り組みましょう!
3つのタイミングそれぞれの効果とは?
ここからは、朝・昼・夜3つのタイミングに分けて、それぞれの時間帯で期待できる効果について解説します。
自分の目的に合わせた時間帯を選んで、少しでもトレーニングの効果を高めましょう!
朝のトレーニング
朝のトレーニングで期待できる効果は、1日の集中力や生産性などの向上です。
朝トレーニングを行うことで、エンドルフィンやドーパミンなど、気分を高めるホルモンが分泌されます。
このようなホルモンにより、1日の集中力を高め、仕事や勉強などの作業効率を高められる可能性があります。
しかし朝の時間帯は、深部体温が低く、身体は完全に起きていません。
筋肉や関節などがスムーズに動かせず、ケガのリスクが高い時間帯とも言えます。
朝しか時間がないという方は、ウォーキングや軽い負荷の運動などでウォーミングアップを行ってから、トレーニングに取り組みましょう!
以下の記事では、早朝のトレーニングに関して解説しているので、参考にしてください。
トレーニングを早朝に行うメリットとデメリット3選!食事の方法もあわせて解説
昼のトレーニング
昼のトレーニングで期待できる効果は、高いパフォーマンスを発揮できることです。
昼を過ぎると、交感神経の働きも活発になってきて、朝に比べると身体機能が高まります。
特に運動パフォーマンスが高くなると言われているのが、夕方です。
私は、基本的に朝ランニングをすることが多いですが、夕方に走ると明らかにスピードの出しやすさが違います。
そのため、絶対達成したいトレーニングのときは、夕方に実施するようにしています。
普段より気合を入れたトレーニングをしたい場合は、ぜひ夕方に実施してください!
ただし、日中の仕事や勉強などによる認知的な疲労は、パフォーマンスの低下につながる場合もあります。
仕事で疲れたときは、無理に負荷を上げないように気をつけましょう。
夜のトレーニング
夜のトレーニングで期待できる効果は、食欲の抑制です。
運動を行うことで、グレリンという食欲を増進させるホルモンの分泌を抑えられます。
ダイエット中の方で、いつも夕食を食べすぎてしまうという方は、夕食前にトレーニングをしましょう。
ただし夜といっても、睡眠時間が遅くなってしまうような夜中のトレーニングはNGです。
睡眠時間を、最低でも6時間以上確保できるように逆算して、トレーニングと食事を行ってくださいね!
以下の記事では、夜のトレーニングについてさらに詳しく解説しています。
トレーニングを夜に行うメリット3選!デメリットや実施するときのポイントなどもあわせて解説
夜しか時間がないという方は、あわせてご覧ください。
最後に、日本人の多くはどの時間帯にトレーニングをしているのかについて紹介します。
ぜひ、一つの基準として参考にしてください!
みんながトレーニングしてる時間帯は?
スポーツ庁が行った「運動・スポーツ実施時間帯」に関する調査によると、以下のような結果が出ています。
【平日】
早朝(5:00-9:00) | 19.1% |
午前中(9:00-12:00) | 33.1% |
昼間(12:00-15:00) | 28.6% |
夕方(15:00-18:00) | 25.4% |
夜間(18:00-21:00) | 23.3% |
深夜(21:00以降) | 7.1% |
【休日】
早朝(5:00-9:00) | 13.7% |
午前中(9:00-12:00) | 30.7% |
昼間(12:00-15:00) | 31.5% |
夕方(15:00-18:00) | 29.1% |
夜間(18:00-21:00) | 15.7% |
深夜(21:00以降) | 5.5% |
全体的には、平日・休日ともに午前中から夕方にかけて運動を行う方が多いですね。
しかし、同調査の年代別比較では、以下の傾向が見られます。
・平日「早朝(5:00-9:00)」「昼間(12:00-15:00)」は60代・70代で高い
・平日「夕方(15:00-18:00)」は10代で高い
・平日「夜間(18:00-21:00)」「深夜(21:00〜)」は 10 代-30 代で高い
・休日は、全時間帯で60代・70代が低く、10代-50代の割合が高い
ジムでトレーニングしたり、外でランニングしたりする方は、ぜひ参考にしてください!
まとめ
今回は、トレーニングの時間帯はいつが効果的なのか、について解説しました。
トレーニングのおすすめの実施時間帯は、目的によりますが、基本的には自分が取り組みやすい時間でいいでしょう。
トレーニングは、時間帯に関わらず、何をどれくらいの強度で行ったかが重要です。
自分のライフスタイルに合わせて、継続しやすい時間帯を選分のがベストです
少しでも、自分の目的とする効果を高めたいという方は、今回紹介したような時間帯を参考にしてください。
トレーニングの時間帯別の効果をうまく活用し、理想の身体を目指しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考資料
スポーツの実施状況等に関する世論調査(スポーツ庁)
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
- 筆者の詳細
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