「トレーニングは早朝にやってもいい?」
「朝食前にトレーニングするメリットは?」
「食事はどうすればいい?」
早朝のトレーニングについて、そのメリットや注意点など気になっている方は多いでしょう。
私は現役のマラソンランナーとして日々トレーニングしていますが、早朝に走ることが多いです。
実際に習慣的に走っていると、早朝に行うメリットを実感します。
本記事では、トレーニングを早朝に行うメリットとデメリットについて解説。
また、早朝に行うときの食事の摂り方もあわせて紹介します。
早朝の時間帯をうまく活用し、トレーニングの効果を高めましょう!
トレーニングを早朝に行うメリット3選
早朝のトレーニングは、多くのメリットがあります。
トレーニング効果はもちろんですが、仕事や勉強など私生活にも良い影響を与えるので、多くの方におすすめです!
1日の代謝が上げられる
トレーニングを早朝に行うメリット1つめは、1日の代謝を上げられることです。
寝起きは体温が低く、通常は代謝が上がるのに時間がかかります。
しかし、起きてからすぐに軽いトレーニングを行うことで、血行を促進し、1日の代謝を高められます。
代謝が上がるということは、糖質や脂質などを使ったエネルギーの消費が進むので、痩せやすい身体になるということです。
通勤時の歩行や家事など同じルーティンでも、早朝にトレーニングをして代謝を上げておくことでスムーズに身体を動かせます。
以下の記事では、朝食前のランニングについて解説しているので、興味のある方はあわせてチェックしてください!
ランニングは朝食前にしてもいい?3つのメリットとデメリットをプロコーチが解説!
脂肪燃焼効果を高められる
トレーニングを早朝に行うメリット2つめは、脂肪燃焼効果を高められることです。
運動では、基本的に糖質と脂肪をエネルギーにして行われています。
しかし早朝は、睡眠時に糖質が多く使われて少なくなっているので、脂肪を使いやすい状態です。
そのため、ダイエット目的で「身体の脂肪を燃やしたい」という方は、朝食の前の軽い運動がおすすめ。
ただし、糖質は脳のエネルギー源でもあるので、不足しているということは集中力も低下しているということです。
朝食の前に行う場合は、軽い負荷のトレーニングにするか、少し炭水化物をとってから実施しましょう!
生産性を上げられる
トレーニングを早朝に行うメリット3つめは、生産性を上げられることです。
1つめのメリットとして「1日の代謝を上げられる」と解説しました。
それは、痩せやすい身体をつくるだけでなく、仕事や勉強など頭を使う場面でも効果的です。
血行が促進され、脳へ栄養や酸素などが送られやすく、生産性を上げられます。
私も普段は早朝にランニングをしていますが、その日は仕事の効率や集中力などが高いと実感しています。
1日ぼーっとしてしまうという方は、ぜひ早朝のトレーニングを取り入れてください!
次に、トレーニングを早朝に行うデメリットを解説します。
注意点に気をつけながら実施しましょう。
トレーニングを早朝に行うデメリット3選
ここからは、トレーニングを早朝に行うデメリットについて解説します。
デメリットを理解していないと、ケガやトレーニング効果の低下につながってしまう可能性があるので、頭に入れて実施しましょう!
ケガのリスクが高い
トレーニングを早朝に行うデメリット1つめは、ケガのリスクが高いことです。
早朝は、深部体温が低く血流が滞りやすいため、筋肉の活動も低くなります。
そのような状態で、無理に筋肉を使って関節を動かそうとするのは危険です。
筋肉が強く引っ張られて肉離れを起こしたり、関節痛などを引き起こします。
早朝は必ずウォーミングアップで身体を温めてから、トレーニングを実施しましょう!
ランニングをする方は、ウォーキングも交ぜながら走るのがおすすめです。
以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ランニングとウォーキングを交互に行うメリット3選!プロコーチが具体的な方法を解説
パフォーマンスが低い
トレーニングを早朝に行うデメリット2つめは、パフォーマンスが低いことです。
例えば同じ重さを挙げるにしても、早朝に行う場合と午後に行う場合では大きな差があり、早朝の方が重く感じます。
私も普段は早朝にランニングをしますが、午後に実施するときよりもペースを落として走っています。
「筋力トレーニングの重量を更新したい」「全力疾走でベストタイムを出したい」など、最大の力を使う場合はおすすめしません。
午後に行うか、早朝ならしっかりめに食事をとってから行うようにしましょう!
睡眠時間の確保が難しい
トレーニングを早朝に行うデメリット3つめは、睡眠時間の確保が難しいことです。
前日遅い時間に就寝し、早朝にトレーニングを行うと、睡眠時間が短くなってしまいます。
睡眠時間の低下は、ケガをしやすくなるだけでなく、そのほかにも健康上の問題も発生します。
私も早朝のトレーニングにこだわりすぎて、睡眠時間が短くなってしまっていた時期がありました。
今は最低でも6時間は寝るようにしていて、寝るのが遅くなってしまった場合は、諦めて夜のトレーニングに切り替えています。
睡眠時間を意識してからは体調が良く、結果的にトレーニングの質も上がるのでおすすめです!
最後に、トレーニングを早朝に行うときの食事について解説します。
目的別に紹介するので、自分に合った方法を試してください。
トレーニングを早朝に行うときの食事
トレーニングを早朝に行うとき、朝食をどのようなタイミングで何を摂るべきか迷いますよね。
目的別におすすめの食事法を解説するので、ぜひ参考にしてください!
ダイエット目的
ダイエット目的で早朝にトレーニングするなら、以下のポイントを意識しましょう。
・30分以内のトレーニングなら水分+塩分を摂取してから実施
・30分以上のトレーニングなら水分+塩分+軽めの炭水化物を摂取してから実施
水分はスポーツドリンクが理想です。
塩分をはじめとした電解質や糖分などを同時に摂取できます。
体力・筋力向上目的
体力・筋力向上が目的の場合は、以下のポイントを意識しましょう。
・水分+塩分+炭水化物を摂取してから実施
・複数種目行う場合は、種目の合間にプロテインを摂取
ポイントは、身体を温めてエネルギーを補充しておくこと。
何も摂取しないで行うと、トレーニングの質が低下しケガのリスクも上がるので、注意してください!
まとめ
今回は、トレーニングを早朝に行うメリットとデメリットについて解説しました。
早朝は、痩せやすい身体をつくったり、1日の生産性を上げたりと多くのメリットがあります。
一方で、ケガをしやすく集中力を保つのが難しいというデメリットもあるので、注意が必要です。
また、早朝にトレーニングするときの食事についても解説しました。
効果を高めるためにも、目的に応じて実践してください。
早朝の時間帯をうまく活用し、効率よくトレーニングしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
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