筋肉をつけつつ脂肪を減らしたいは、労働時間を減らして収入増やしたいと同じ

筋肉をつけつつ脂肪を減らしたいは、労働時間を減らして収入増やしたいと同じ

この記事の内容

こんにちは、武蔵小山EAGLE BASEパーソナルトレーナーの沖津です。

 

今回はちょっとタイトルが長いですが、『筋肉をつけながら脂肪を減らしたいは労働時間を減らしながら収入を増やしたいと同じ』についてです。

 

筋肉や脂肪と、労働時間と収入って関係ないように感じますが、例えとして考えていただくと理解していただけるのではないかなと思います。

 

お客様にカウンセリングさせていただくと、筋肉はつけながら脂肪を減らしたいんです。と言われることが多いです。

 

トレーニング初心者に限っては絶対にできない、ということはないですがやはりあまり効率が良いとは言えません。

 

また、本当に自身の目的に合っているのかということもすり合わせて考えられると良いです。


トレーニング始めたてのかたは是非参考にしてみてください。

 

筋肉をつけるにはオーバーカロリー・脂肪を減らすにはアンダーカロリーが原則

基本的には、筋肉をつけるためにはオーバーカロリー・脂肪を減らすにはアンダーカロリーにすることが原則必要となります。

 

仮に成人男性で基礎代謝が1700kcal、一日の消費カロリーが2200kcalの人がいたとします。

 

筋肉をつけるためには2200kca以上の摂取、脂肪を減らすためにはそれ以下の摂取カロリーで生活していくことが原則です。


消費カロリー以上の摂取カロリーをオーバーカロリー、消費カロリー以下の摂取カロリーをアンダーカロリーと考えます。

 

①オーバーカロリー
食事をして栄養をとるということは、まず優先されるのは生命活動の維持なので体を動かすエネルギー源として食べたり飲んだりしたエネルギーは使われます。


そして、その中で余剰したエネルギー・栄養素が筋肉を合成するのに使われたり脂肪の合成に使われて体に蓄積されていきます。

 

②アンダーカロリー
そして、一日の消費カロリーが摂取カロリーを上回っっている場合は、摂取したエネルギーだけでは足りなくなります。


そうすると体は、糖新生という反応を起こし筋肉を分解することによってエネルギーを確保したり、蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを生み出します。


なので摂取カロリーを消費カロリーが上回っていれば脂肪が減ったり体重が減ったりということが起きることになります。

 

つまり、筋肉をつけるためには消費カロリー以上の摂取カロリーが必要となり、エネルギー摂取の余剰分があって筋肉が合成されるということになります。

 

逆に脂肪を減らすためには、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が低くなるように抑えることで、肝グリコーゲンが満たされていない状態を作ったり、体内のエネルギーが足りていない環境を作ることで蓄えられていた脂肪が使われるようになります。

 

つまり筋肉をつける行為と、脂肪を減らす行為は真逆のベクトルの行動をとる必要があり、それを同時に起こすというのは効率が悪いということが言えます。

 

そして、誤った迷信として筋肉が脂肪に変わる、とか脂肪が筋肉に変わるということはありません。


サシの入った牛肉を冷蔵庫で保管していても脂肪が赤身になったり、赤身が脂肪に変わったりすることはないことからもわかります。


脂肪はエネルギーとして利用されるか、エネルギーが余れば蓄えられ、筋肉は筋肉として分解されてエネルギーとして使われるか、合成が進んで筋肉が肥大するかのどちらかです。


筋肉が脂肪に変わったり、脂肪が筋肉に直接変わることはありません。

 

ですが、なんとなく筋肉→脂肪、脂肪→筋肉にかわるイメージから、筋トレや運動をして筋肉をつけつつ脂肪を減らすことができると考えてしまいがちなのかもしれません。

 

収入は増やしながら労働時間を減らしたい、という矛盾と同じ

そういう意味でいうと、クライアント様に例えとして伝える言葉として『筋肉をつけながら脂肪を減らしたい』は『収入は増やしながら労働時間を減らしたい』と言っていることに近いですよとお伝えしています。

 

もちろん収入を増やしながら労働時間を減らすというのは不可能ではありません。


ですが、自分の知人や友人など身近な人が、『働く時間は減らしながら、もっと収入を増やしたいんだよねー。』と言っていたらどうでしょうか。

 

余程特別なスキル・技術などの才能があるとか、経歴があるとかでなければ『都合の良いことを言って・・・。』と思うのではないでしょうか。

 

ボディメイクも同じで、よほど体のポテンシャルが高いとか、遺伝的素質に恵まれているなどなければ両方を両立させるというのはかなり非効率になってしまいます。

 

収入を筋肉、労働時間を脂肪として例えて考えると、時給制の仕事であったとしても、営業で歩合給の仕事であったとしてもまずは労働時間を増やして給料を増やしたり、成績をあげていくことで収入を増やしていくという考えに近いのではないでしょうか。


もちろんその中で時給を上げてもらう努力をしたり、営業成績をあげる為に学んだりすることも大事です。


体づくりにおいて、トレーニングのテクニックや栄養・サプリメントについてや、ダイエットについて学ぶことと同じです。

 

その中で収入=筋肉を増やしたあとで、労働時間=脂肪を減らしていく方向にもっていく方が無理に両立させようとするよりも効率的です。

 

オーバーカロリーでなければ筋肉はつきにくいです。

 

しかしついた筋肉をなるべく落とさないようにしながら脂肪を減らしていくことは可能です。

 

ボディビルダーや、フィジークの選手がオフシーズンとオンシーズンで体重を増やしていく時期と、体重を減らしていく時期とで分けていることにはそういった理由からきています。

 

トレーニング初心者に限っては、両立する可能性がある

ただし、今までもあまり運動経験がなくトレーニングも初めて実施していくトレーニング初心者の場合は筋肉を増やしながら脂肪は減るということが起きる可能性が高いことが示唆されています。

 

筋トレを初めて間もなければ間もないほど、筋肥大は起きやすくそれに伴い脂肪の減少も起きやすいです。

 

そして、だんだんとトレーニング経験が長くなるにつれて、トレーニング初期ほどの体の変化は緩やかになっていきます。

 

ただし、それを踏まえても自分はまず筋肉を増やしたいのか、脂肪を減らしたいのかをはっきりとさせてそれに対してアプローチしていく方が結果として目標に近づくためには効率的と言えます。

 

理想の体になる為に、筋肉をつけながら脂肪を減らすのは目的に対して最短距離か。

 

そしてまず第一に自分がどんな体になりたくてトレーニングや体づくりの為に時間を割くのかということが漠然としている人が多いです。

 

ガッチリ体型になりたいのか、腹筋をシックスパックにしたいのか、だらしなくない程度の体になりたいのかによってもアプローチは変わってきます。

 

ガッチリ体型にありたいのであれば、ベーシックなウェイトトレーニングを中心にしっかりと食事からタンパク質やエネルギーの補給が必要です。

 

多少の脂肪がつくことは厭わずに進めて行くべきです。

 

筋肉量は今程度で良いが、腹筋を割りたいのであればトレーニングを行いつつどちらかというと脂肪を減らすアプローチを食事を含めて行うべきです。

 

そもそも脂肪よりも筋肉量の方が多い割合で増えていけば、体脂肪率は下がるのき体重が増えたとしても体やお腹周りは引き締まって見えるようになります。

 

トレーニングや運動を始めるに当たって、筋肉を増やしたいのか、脂肪を減らしたいのかはっきりさせることがまずは一番重要です。

 

まとめ

別の事柄に置き換えて考えるとなんとなくわかるものですが、トレーニングなど自分が詳しくない分野だと、理想的な現象が起きてしまうと考えてしまいがちです。

 

筋肉もつけたいし、脂肪も減らしたいと考えて結局どっちつかずなアプローチになってしまい、時間とお金そして労力をかけているのにもかかわらずあまり効果を実感できていないという人も多いです。

 

せっかくトレーニングを始めるのであれば、まずは自分の目標をはっきりとさせてその上でまずは筋肉をつけていきたいのか、脂肪を減らしていくのかを決めて行動していきましょう!

 

編集後記

いよいよ寒くなってきて季節の変わり目といった感じです。


風邪を引いて体調を崩している人も周りに多くなってきました。


とにかく免疫力向上にはビタミンcとグルタミンです!

 

体調を崩す前に予防に努めましょう!

 

パーソナルトレーニングをご希望の方は、武蔵小山のパーソナルジムEALGLE BASEにてセッションが可能です。

 

セッションご希望の方、不明点やご質問のある方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

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