「ランニングできつくなったら、途中で歩くのはOK?」
「途中で歩いたら効果がなくなる?」
「歩くときに注意することは?」
健康維持やダイエット、マラソン大会に向けたトレーニングなど、ランニングを始めたばかりの方は気になりますよね。
私はプロランニングコーチとして、初心者のランナーさんを指導していますが「ランニング中に歩いてもいい?」とよく聞かれます。
「最後まで走れないのはダサい」「途中で歩くのは恥ずかしい」と感じている方が多いようです。
本記事では、ランニングの途中で歩くのはOKなのかどうか解説。
また、ランニングの途中で歩いてもいい理由と、歩くときの注意点もあわせて紹介します!
マイペースにランニングを楽しんで、目標を達成しましょう!
ランニングの途中で歩くのはOK?
ランニングの途中で歩くのはOKなのか。
結論から言うと、歩いてOKです!
“ランニング”はずっと走り続けないと意味がない、と思う方もいるでしょう。
しかし、途中で歩いても、十分ランニングとしての効果はあります。
むしろ、ランニング初心者の方には「ランニングとウォーキングを組み合わせて行なってください」とアドバイスしています!
以下の記事でも、途中で歩くメリットを詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
ランニングとウォーキングを交互に行うメリット3選!プロコーチが具体的な方法を解説
次に、ランニングの途中で歩いてもいい理由を解説します。
歩きを上手に取り入れて、楽しくランニングを継続させましょう!
ランニングの途中で歩くのがOKな3つの理由
ここからは、ランニングの途中で歩くのがOKな理由を解説します。
「途中で歩いたら意味がないのでは?」と不安な方は、ぜひ自信をもってください!
ランニングが継続できる
ランニングの途中で歩くのがOKな理由の1つめは、ランニングが継続できることです。
「最初から最後まで走らなきゃ」と考えると、体力がない人にとっては心身ともにきつい運動になってしまいます。
ランニングはきつい運動だという考え方が、挫折する大きな原因です。
一方で「ランニングの途中で歩いてもいいんだ」と思いながら走ることで、気持ちが軽くなります。
ランニングは継続することが一番大切。
自分の体力に合わせたペースで、ランニングを楽しみましょう!
ランニング初心者の中には、外を走る「恥ずかしさ」がある方もいるでしょう。
そんな方は、以下の記事もあわせて読んでください。
ランニング初心者が恥ずかしいと感じる理由とは?5つの対策とコーチ目線の印象を解説!
十分な運動効果は得られる
ランニングの途中で歩くのがOKな理由の2つめは、十分な運動効果が得られることです。
途中で歩いてしまうと、運動としての効果がなくなってしまうのではないか、と不安な方もいるでしょう。
ですが、そんなことはありません。
ランニングの途中で歩いても、筋肉は使われているし、脂肪も燃えています。
もちろん、ずっと走り続けるほうが消費カロリーが大きく、運動効果もあります。
しかし、それが毎日続けばいいですが、ランニング初心者や体力に自信のない方などはそうはいきません。
「2〜3日おきの”きつい”ランニング」より「毎日または1日おきのランニング&ウォーキング」の方が理想的です。
長時間走れる体力がつくまでは、積極的に歩きを取り入れましょう!
ケガを防止できる
ランニングの途中で歩くのがOKな理由の3つめは、ケガを防止できることです。
体力や筋力が十分についていないのに、無理をしてランニングを行うとケガのリスクが高まります。
ケガをしてしまうと、運動自体まともにできません。
私の周りでも、無理をしてケガをしてしまったというランニング初心者の方は多くいます。
話を聞いてみると、いきなり月間走行距離100kmを目指したり、5km走り切ることに挑戦したりと、やはり無理のあるトレーニングをしていました。
繰り返しになりますが、ランニングをはじめ、運動は継続することが一番!
焦らず、少しずつ歩きの時間を短くして走る時間を長くしていきましょう。
次に、ランニングの途中で歩くときの注意点について解説します。
歩いてもいいですが、ぜひ注意点を意識して行なってくださいね!
途中で歩くときの3つの注意点
ここからは、ランニングの途中で歩くときの注意点について解説します。
何も考えず適当に歩くのではなく、ポイントを意識して歩くことが大切です。
運動効果やダイエット効果なども高まりますので、ぜひ実践してください!
ダラダラ歩かない
ランニングの途中で歩くときの注意点1つめは、ダラダラ歩かないことです。
みなさんは、次のような歩き方をしていませんか?
・何も考えず、ただの”歩き”と同じ動きをする
・スマホを見ながら歩く
・寒い日はポケットに手を突っ込んで歩く
このように、適当に歩いてしまうのはもったいないです。
歩くときは、以下のポイントを意識しましょう。
・肘の角度を90度くらいにして腕を大きく振る
・大股でももの裏とおしりを意識して歩く
・背筋を伸ばして前を見て歩く
これを意識するだけで、運動効果は大きくなり、足の筋力アップにもつながります!
せっかく途中で歩くなら、ダラダラではなく、大きな動きで歩きましょう。
突然歩きに変えない
ランニングの途中で歩くときの注意点2つめは、突然歩きに変えないことです。
ランニングで疲れてきて、歩きに切り替えるとき、急にスピードを落としていませんか?
突然ブレーキをかけると、膝関節や足の筋肉に大きな負荷がかかります。
その日は大丈夫でも、繰り返しこの動作を行うことで、大きなケガにつながるため危険です。
急にスピードを落とすのではなく、徐々にランニングのスピードを落として、自然な動きで歩きに切り替えましょう!
ストレッチを怠らない
ランニングの途中で歩くときの注意点3つめは、ストレッチを怠らないことです。
「歩くから身体への負担が少ない」と考えて、ストレッチをしない方がいます。
しかし、ランニングの途中で歩く場合でも、ウォーキングのみでも、筋肉や関節などには負荷がかかっています。
ケガをしないためにも、必ずストレッチを行いましょう。
ストレッチは、ランニングの前後どちらも行い、以下の点を意識してください。
・ランニング前は、無理ない程度に反動をつけながら伸ばす
・ランニング後は、ジワーっとゆっくり反動をつけずに伸ばす
また、ランニングでおしりが筋肉痛になったことはありませんか?
悩んでいる方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください!
ランニングでおしりが筋肉痛になるたった1つの理由 | 3分でできるストレッチ法も紹介!
まとめ
今回は、ランニングの途中で歩くのはOKなのか、また、歩くときの注意点について解説しました。
ランニング初心者や体力に自信がない方にとって、長時間走り続けるのは辛いですよね。
ランニングの途中で歩くのはもちろんOKです。
今回紹介した注意点を守りながら、少しずつ走れる時間を伸ばしてください。
周りは気にせず自分のペースで、楽しみながらがんばりましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
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