「ランニングすると身体がむくんで体重が増える」
「毎日走っているのに足がむくむ」
「痩せるために走っているのに体重が減らない」
このような経験はありませんか?
ランニングは脂肪を多く燃焼できる有酸素運動のはずなのに、むくみが出たり体重が増加したりするのは不思議ですよね。
私もランニングをはじめた頃は、走っても走っても足のむくみが取れず、体重もなかなか落ちませんでした。
しかし、これから紹介する”2つの対策法”を意識してからは、むくみが出なくなりました!
本記事では、ランニングによるむくみで体重が増加するのかについて解説。
また、ランニングで身体がむくんでしまう原因と、その対策法もあわせて紹介します。
むくみをとって、健康的で引き締まった身体を目指しましょう!
ランニングによるむくみで体重は増加する?
「ランニングをすると身体がむくんで体重が増加する」ということはあるのでしょうか?
結論、その可能性はあります。
”むくみ”とは、皮膚の下に余分な水分(体液)が溜まった状態のこと。
本来、体液は血管の中をスムーズに流れていますが、何らか原因によって血管から浸み出します。
この浸み出した体液が、皮膚の下に溜まってむくみになる、ということです。
では、ランニングの何が原因で、むくみが起こるのでしょうか?
次に、その2つの原因を解説します。
自分に当てはまっているものはないか、チェックしてください!
また、ランニングで体重が増加する理由は「むくみ」以外にもあります。
以下の記事もあわせてご覧ください。
ランニングで体重が増加する意外な理由とは?簡単に痩せる2つのトレーニング方法を伝授!
ランニングによるむくみの2つの原因
ここからは、体重の増加を引き起こす「ランニングによるむくみ」の原因を解説します。
普段のランニングの様子を思い出して、照らし合わせてください!
水分不足
ランニングによるむくみの1つめの原因は、水分不足です。
「むくみは水分を溜め込んでいる状態だから、水分をとらなければいい」と考える方もいるでしょう。
しかし、それは逆効果です。
水分が足りていないからこそ、脳が危険信号を出して、溜め込むように指示しています。
また「ランニングは足がむくむから他の運動にしよう」と、短期間で諦めてしまうのはもったいないです!
ランニングは、繰り返される着地によって、血流の循環を促進してくれます。
継続して行うことで、血流をスムーズにし、さまざまな健康効果をもたらしてくれる素晴らしい運動です。
後ほど紹介する対策法を実践しながら、コツコツ続けてください!
とは言っても、ランニングを続けるのは難しいですよね。
そんな方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください!
ランニングを続けるコツ5選!現役ランナーおすすめのやる気が出る工夫も紹介
ストレス
ランニングによるむくみの2つめの原因は、ストレスです。
実は、ストレスによるホルモンバランスの乱れも、むくみの原因になることがわかっています。
ランニングは身体に大きな負荷がかかる運動です。
息が上がるような速いペースで走ったり、休みをとらず毎日のように走ったりすると、過剰なストレスがかかります。
私も昔は、ランニングのペースを速くして、あまり休みも取らずに練習していました。
その結果、足が重く感じる日が続き、ケガもしやすくなってしまいました。
しかし、ランニングはゆっくり気持ちの良いペースで走れば、むしろストレスを発散できる運動になります。
後ほど紹介する対策法を参考にして、自分のランニングスタイルを見直してください!
ランニングによるむくみへの2つの対策
最後に、体重の増加を引き起こす「ランニングによるむくみ」への対策法を紹介します。
自分に当てはまる原因があった方は、ぜひこの対策を実践してください!
水分・ミネラルを補給する
ランニングによるむくみへの1つめの対策は、水分・ミネラルを補給することです。
むくみは、体内の水分が不足することにより、身体が水分を溜めておこうとして起こります。
そのため、ランニングで水分不足にならないよう、こまめな水分補給が大切です。
ランニング学会によると「喉の渇きに応じて飲む」ことが推奨されています。
水の摂り過ぎは「水中毒」を引き起こす危険があるため注意しましょう。
またむくみの原因には、カリウムをはじめとした「ミネラルの不足」も考えられます。
運動中はできるだけ、アクエリアスやポカリスエットなど、スポーツドリンクを摂取しましょう。
ランニング中の飲み物はどうすればいいのかわからないという方は、以下の記事も参考にしてください!
ランニング中の飲み物はどうする?2つの対策とおすすめアイテム3選!
日常生活でもむくみやすいという方は、カリウム不足の可能性が大きいです。
以下のような食品を積極的に摂りましょう。
・ひじき
・昆布
・ほうれん草
・バナナ
・アボカド
これらはカリウムの含有量が多いので、おすすめです。
ゆっくりなペースで走る
ランニングによるむくみへの2つめの対策は、ゆっくりなペースで走ることです。
息が上がるようなランニングや疲労が溜まった状態でのランニングなどは、身体にストレスがかかり、むくみの原因となります。
そのため、ランニングはゆっくりなペースで走ることが大切です。
ペースの基準は「走りながら会話ができる」スピード。
以下の記事で、レベルに応じた最適なペースを紹介しているので参考にしてください!
ランニングのペース1km5分は速すぎる?ゆっくり走るべき3つの理由と最適なスピードを解説!
ゆっくりペースで走ることは、むくみの改善だけでなく、さまざまな運動効果をもたらします。
何より、気持ちよく走れるので、ランニングの”継続”につながるのでおすすめです。
まとめ
今回は、ランニングによるむくみで体重が増加する原因と対策について解説しました。
普段のランニングの中で、今回紹介した原因に当てはまるものはありましたか?
ぜひ、今回紹介したむくみ対策を実践してください!
ランニングのむくみによる体重の増加を防止して、快適で楽しいランニングライフを送りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
<参考>
マラソンレース中の適切な水分補給について(ランニング学会)
https://e-running.net/files/130114position_stand.pdf
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
- 筆者の詳細
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