筋トレがライフワークのトレーニーの皆さんは、たとえ風邪を引いてしまった時でも頭の片隅には筋肉の心配が尽きないのではないでしょうか。
たっぷり時間をかけて育て上げた筋肉、風邪で筋トレを休んでいる間に痩せてしまうのは嫌ですよね。
風邪の治りたての病み上がりの時にも、すぐにでも筋トレしたい人も多いかと思います。
本記事では、風邪の病み上がりの筋トレの危険性や筋肉の形状記憶、プロテインの摂取について紹介いたします。
病み上がり直後の筋トレは危険
風邪を引いた後、体力や免疫力が十分回復していない状態で筋トレを行ってしまうと、体に負担をかけることになります。
その為、病み上がり後すぐに筋トレをするのは治ったと思っていた風邪の再発の原因になることもあります。
また筋肉が疲れている状態での運動をしてしまうと、ケガを引き起こす可能性があります。
少しの油断で怪我をしてしまい、思う存分筋トレができないのは悲しいですよね・・。
筋トレがライフワークの方は、筋トレが行えないことが苦痛で仕方ないかもしれませんが、ここは今後の筋トレライフのためにもグッと筋トレしたい気持ちを堪えて、まずは治療に専念するようにしましょう。
熱が下がってからすぐに過度の運動はしないことが大切
熱が下がってから数日はストレッチ程度の軽い運動にとどめ、体調が完全に回復してから徐々に筋トレを再開することをお勧めします。
厚生労働省で「どれくらいエネルギーを消費しているのか」を知ることができる指標として「METs(メッツ)」があります。
このMETsによると掃除機をかける程度の運動は「軽い筋トレと同程度」とされているので、病み上がり後家庭のことぐらいならと動き回ってしまうのも気をつけた方が良いでしょう。
筋トレが好きな方は、熱が下がって少しでも調子が良いとすぐに筋トレを再開したい方も多いかと思います。
しかし最終的な筋トレ開始の判断は、自己でするより医師と相談してからスタートするとぶり返しの心配もなく安心して筋トレすることができるのでオススメです。
十分な回復には筋トレより睡眠が大切
風邪の回復には、次の5つのことが大切です。
- 睡眠時間の十分な確保
- 体を冷やさないこと
- 水分補給
- 栄養バランスのとれた食事
- 適切な医療処置
時間が取れるのであれば筋トレの時間よりもまずは睡眠時間の確保をすることを優先し、風邪の病み上がり時でも十分な休息をとり、体力を回復させることに集中しましょう。
筋肉には形状記憶の効果がある為焦らなくて大丈夫
「筋肉形状記憶」とは、筋肉を鍛えることによって、その筋肉の形状を覚える現象のことを指します。
たとえば机に向かう時間が長く日常的に猫背になってしまっている方の場合、筋肉が猫背を形状記憶しその姿勢をとりやすくなってしまいます。
これとは反対に、日常的に筋トレを繰り返している方は筋肉が筋トレ時の形状記憶をしている為、筋トレの期間が多少開いたとしても、風邪前と同じような筋トレと食事量を摂取することで筋肉が元どおりになる期間も早いです。
その為、病み上がりで筋トレできなかった分を焦って取り戻そうとせず、体調を本調子に戻すことを優先しても問題ありません。
風邪の時の栄養補給のプロテインは程々に
風邪をひいた場合、筋肉の維持や栄養補給のためにプロテインを飲みたい方は多いかと思います。
風邪を引いていてもプロテインを飲むこと自体全く問題ありません。
風邪症状が軽い場合には、プロテインを摂取することで体内の栄養バランスを整え、回復を促すことができます。
ただし、風邪症状によっては消化器系に負担をかけることがあるため、胃腸の状態に注意して摂取する必要があります。
プロテインを飲めば飲むほど風邪の治りが早くなるわけではないので、プロテインを飲んだ後胃に違和感があるようなら飲むのを辞めて医師に相談しましょう。
また風邪の症状が強い場合や、食欲が落ちている場合は無理してプロテインを摂取する必要はありません。
症状が重い場合には医師の指示に従うことが大切です。
プロテイン以上に水分補給を忘れずに
トレーニーの皆さんは、筋トレする分普段から水分補給を意識しているかと思いますが、風邪の時は、プロテイン以上にまず水分補給を優先しましょう。
体が脱水状態になっている可能性がありますので、十分な水分を補給することが大切です。
水分は一度にたくさん飲んでも吸収されないので、時間を空けてこまめに飲むようにしましょう。
病み上がりのプロテインは無理せずに
風邪の病み上がりの時にプロテインを摂取することは、栄養補給や免疫力の向上に役立つ場合があります。
ただし、具合が悪い時には無理をせず、体調に合わせて摂取量やタイミングを調整する必要があります。
まとめ
風邪の病み上がりの筋トレは、風邪の再発や筋肉の疲労から怪我のリスクがある為、しっかりと治ってから行うようにしましょう。
筋肉は形状記憶の効果があるので、風邪の期間に少し筋肉が落ちてしまったとしても、今まで通りの筋トレを行うことですぐに取り返すことができます。
プロテインは風邪や病み上がり時に飲んでも問題なく栄養補給できますが、最終的には自分の体調に合わせてプロテインの摂取量やタイミングを調整しましょう。
睡眠や水分・栄養不足にならないように気をつけて、一日も早く完治を目指すことが、満足いく筋トレライフワークを送るために大切です。
また、適切な筋肉の育て方や食事方法を知りたい方は、パーソナルジムでのトレーナーから直接勉強するのもオススメです。
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執筆者紹介
- tarazono
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30代/女性
エステやヨガインストラクターを経験。
腹筋が割れた女性に憧れてジムに通ったものの、マシンの使い方が分からず単調な筋トレも苦手で半年で挫折。
しかし、最近になってまたトレーニング熱が再燃中・・!