「ダイエットのために朝と夜両方走ってもいい?」
「ランニングを朝と夜両方するとどんな効果がある?」
ダイエットしたい方やたくさん走りたい方にとっては、いつランニングすれば良いのか気になりますよね?
私も陸上部に所属していた頃は「少しでも練習量を増やすために朝と夜両方走っていいのか?」疑問を持っていました。
実は、ランニングをする時間帯や回数で体への変化も変わるのです。
本記事では、ランニングを朝と夜両方するメリットとデメリットを3つずつ紹介します。
現役ランナーである私の体験談や感じたこともお伝えするので、マラソンで目標がある方も参考にしてください。
また、ダイエットするなら朝と夜どっちがいいのかも解説するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
メリットとデメリットを理解して、効率の良いランニング習慣をつくりましょう!
ランニングを朝と夜両方するメリット
まずは、ランニングを朝と夜両方するメリットを紹介します。
とにかく早く痩せたい方、朝と夜に時間がしっかり取れる方は、ぜひ参考にしてください!
また、以下はダイエット目的でランニングをしている方向けの関連記事です。
ランニングマシンで痩せる最適なスピードは?ダイエットにおすすめなトレーニング2選!
ランニングで体重が増加する意外な理由とは?簡単に痩せる2つのトレーニング方法を伝授!
ぜひこちらもあわせてご覧ください。
①運動量を増やせる
ランニングを朝と夜両方することで、単純に運動量を増やすことができます。
早く痩せるためにたくさん運動したい方は、朝と夜両方でランニングするのがおすすめです。
また、マラソンに挑戦したい方にとっては「長時間身体を動かす」ことに慣れるので、たまに取り入れるといい練習になるでしょう。
ただし、やりすぎは禁物です。
朝と夜両方走るのを”毎日”続けたり、朝と夜両方とも長時間走ったりするのはやめましょう。
私自身、朝と夜両方で1時間以上のランニングを続けていた時期があります。
マラソンの自己記録を達成しようと必死でしたが、足の怪我につながってしまいました。
例えば「朝1時間走ったら夜は30分だけにする」というように、無理のないランニングを心がけてください!
②食欲を抑えられる
ランニングをはじめ、運動を食前に行うことで食欲を抑えられます。
朝と夜両方ランニングする場合、朝食前・夕食前に走りましょう。
これを実践することで、2回分の食事量を抑えられます。
朝と夜両方「食事前」にランニングすることで、実際に私も食欲を抑えられた経験があります。
私は朝のランニングが好きで、朝だけ走るのが日常でした。
そのころは、朝食・昼食は適度な食事量でしたが、夕食にドカ食いしてしまうことが多く、体重の変化はありませんでした。
しかし、数年前からランニングコーチになり、夜に練習会を開催して走るようになってからは、夕食のドカ食いがなくなりました!
朝も1人で走っているため、1日の食事量が抑えられて以前より痩せたと実感しています。
ただし、疲れを残さないためにも運動後の栄養補給は必須です!
朝と夜両方走る場合は、ランニング後にプロテインを摂取するのがおすすめ。
ダイエット中だからといって糖質制限をしたり、過度に食事量を減らすのはやめましょう。
③1回のランニング時間を短くできる
ランニングを朝と夜両方することで、1回の走る時間を短くできます。
例えば、1日10km走ることを目標にしている場合、朝7km走れば夜は3km走るだけで達成できます。
1回あたりの走る時間が短いため「〇〇分だけ走ればいいんだ」と精神的にも楽です。
もし、朝か夜のどちらかしか走れなかったとしても、運動習慣自体は続けられています。
朝と夜両方走るという目標にしていても「最悪どちらかだけでも走れればOK」という軽い気持ちで続けると良いでしょう!
次に、ランニングを朝と夜両方するデメリットを紹介します。
これからお伝えするデメリットもしっかりと理解して、両方走るか判断してくださいね!
ランニングを朝と夜両方するデメリット
ここからは、ランニングを朝と夜両方するデメリットを紹介します。
正直、ランニングコーチとしては、ランニング初心者の方には1日2回のランニングは推奨していません。
実際に朝と夜両方走っている方、これからやってみようと思っている方は、デメリットもよく考えて実践してくださいね!
①疲れが抜けない
ランニングを朝と夜両方する一番のデメリットは、疲れが抜けないことです。
ランニングといっても、身体には大きな負荷がかかっています。
昼間にたっぷり寝る時間がある場合を除いて、夜までに体力・筋力が回復することはありません。
身体が回復しきらないまま走り続けると、だんだんと体力が削られ、1回1回のランニングがしんどくなります。
疲れたままのランニングは、トレーニング効果も薄れてしまうので、何か目標に向けてトレーニングしている方には特におすすめしません。
どうしても朝と夜両方走るなら、週に1〜2回程度にしたり、両方走った次の日は休みにしたりして疲れを溜めないようにしましょう!
②運動効率が悪い
疲れが抜けない状態のまま、朝と夜両方でランニングを続けると、運動効率が悪くなります。
実際に私も、無理してランニングを続けて失敗した経験があります。
私は高校生の頃、長距離で全国大会に出場するために、朝と夜両方で負荷の大きいトレーニングをしていました。
疲労は溜まる一方で、練習の質も落ちていきましたが「練習量が足りないせいだ」と言い聞かせて、やめることはありませんでした。
その結果、目標は達成できず、競技を挫折。
メリットでも紹介したように、痩せて体重を落とすことはできましたが、パフォーマンスは落ちていく一方でした。
最適な練習量は一人ひとり違います。
毎回の運動効果を高めるためにも、疲れが残っている時は無理をせず、適度に休みを入れましょう!
③時間がもったいない
生活リズムにもよりますが、朝と夜両方走るとその分時間もとられます。
ランニングはその前後に以下のような時間があります。
・ランニングウェアに着替える
・シューズを履く
・シャワーを浴びる
・髪を乾かす
・ストレッチをする
・栄養補給をする
この前後の時間だけで5〜10分、髪を乾かしたり入念にストレッチをすると30分近くかかります。
朝と夜両方ランニングすると、単純に準備やアフターケアにかける時間も2倍になりますね。
トレーニング効果がほぼ同じと考えると、2回に分けて走るのは時間がもったいないとも言えます。
ぜひ、この機会に自分のランニング前後の時間を計ってみてください!
最後に、ダイエットするのにおすすめな時間帯とその理由をお伝えします。
痩せるためにランニングを始める方は、参考にしてください!
ダイエットするなら午前中がおすすめ
ダイエットするなら、午前中に走るのがおすすめです。
朝からランニングをすることで、代謝が高まり日常の活動で多くのカロリーを消費できます。
ダイエットに特におすすめなのが、朝からスピードを上げたトレーニングをすることです。
激しい運動を行った後は、その後もエネルギーの消費が続く「アフターバーン効果」を期待できます。
スピードを上げるトレーニングは1回だけでも大変なので、無理のない頻度でやってみてください。
自分のペースでゆっくり走るだけでも十分な運動になります。
体に疲れを溜めないように楽しく続けてくださいね!
まとめ
今回は、ランニングを朝と夜両方するメリットとデメリットを紹介しました。
単純に運動量が増えて、ダイエット効果が期待できる一方でデメリットもあります。
疲れがとれず日常生活にも支障が出れば、元も子もないです。
メリットとデメリットをしっかりと理解して、ランニング習慣を充実させましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
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