「ランニングに筋トレは逆効果になる?」
「筋トレで身体が重くならない?」
「ランナーが筋トレするメリットはないの?」
普段ランニングしている方が筋トレをすることは逆効果になるのか、気になっている方は多いでしょう。
私は市民ランナーのランニング指導をしていますが「筋トレもやるべきなのか」についてはよく聞かれる質問です。
本記事では、ランニングに筋トレは逆効果なのかについて解説。
また、ランナーが筋トレで得られる3つのメリットと実施するときの注意点もあわせて紹介します。
筋トレをうまく活用して、ランニングのパフォーマンスを高めましょう!
「ランニングに筋トレは逆効果」は嘘
「ランニングに筋トレは逆効果になる」というのは本当でしょうか?
筋トレのやり方にもよりますが、基本的に嘘です。
むしろ、ランナーにとって筋トレはメリットが多くあります。
私は現役のマラソンランナーとして日々トレーニングしていますが、定期的に筋トレも取り入れています。
マラソンの自己記録は年々更新しており、今では欠かせないトレーニングの一つです。
一方で、筋トレのやり方によっては逆効果になる場合があります。
注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください!
次に、ランナーが筋トレを行うメリットを紹介します。
自分に必要だと思ったら、ぜひ実践してください!
ランニング+筋トレ3つのメリット
ここからは、ランニングと筋トレを両方行うメリットについて解説します。
走力アップを目指す方は、ぜひ取り入れてください!
ランニングエコノミーの向上
ランニング+筋トレのメリット1つめは、ランニングエコノミーの向上です。
ランニングエコノミーとは「一定の距離をいかに少ないエネルギーで走れるか」という指標。
つまり、筋トレでランニングエコノミーを高めることで、楽に効率よく走れるようになるということです。
筋トレを行うことで、着地衝撃に耐えたり、ストライドを伸ばしたりするための筋力がつくことで、走りの効率が良くなります。
特に、もも裏やおしりなど下半身の筋肉を中心に鍛えましょう。
以下の記事では、理想的なランニングフォームについて解説しています。
ランニングの正しいフォームとは?3つのポイントと簡単改善トレーニングを紹介!
筋トレとあわせて、ランニング中に意識して走ってください!
ランニングスピードの強化
ランニング+筋トレのメリット2つめは、ランニングスピードの強化です。
ランニングのスピードが上がることで、いつものペースがかなり楽に感じるようになります。
筋トレによってスピードが強化できるのは、ストライド(歩幅)を大きくするための筋力がつくからです。
筋トレで筋量・筋力を増やして、ランニングでその筋肉を使うようにすることで、ストライドを伸ばせます。
私も筋トレを定期的に行っていますが、以前よりスピードが向上している実感があります。
スピードに自信がない方は、積極的に行ってください!
ケガの予防
ランニング+筋トレのメリット3つめは、ケガの予防です。
ランニング中の着地衝撃は非常に大きく、長時間走ったり頻繁にスピードを出したりするとケガのリスクが上がります。
そして、ある程度筋力が備わっていないとそのリスクはさらに上がります。
特に、おしりの筋肉が重要です。
おしりの筋力が弱いと体重をうまく支えきれず、膝が大きく曲がった腰の低いフォームになります。
そしてこれが、ふくらはぎの張りや膝の痛みなどにつながる可能性があります。
以下の記事では、おしりの筋肉のストレッチ法を紹介しています。
柔軟性も重要なので、あわせて参考にしてください!
ランニングでおしりが筋肉痛になるたった1つの理由 | 3分でできるストレッチ法も紹介!
最後に、ランニングと筋トレ両方実施するときの注意点を解説します。
やり方によっては逆効果になる場合があるので、必ず注意点を守って実施しましょう!
ランニング+筋トレの注意点
普段ランニングしてる方が筋トレも行うときには、以下のような点に注意しましょう。
・下半身の筋肉が中心だが上半身も適度に鍛える
・あくまでランニングがメインなので走る時間を割いてまで行わない
・走る前に実施しランニング中は筋トレした部位を意識して走る
・トレーニング前後の栄養補給はしっかりと行う
このような点を意識しながら取り組みましょう。
また、今回はランナーが筋トレを行うことについて解説しましたが、筋肥大・筋力アップがメインの方がランニングをすると逆効果になる場合があります。
以下の記事でも解説しているので、参考にしてください!
トレーニングとランニングどっちが先?3つの目的に分けた理想の順番と注意点を解説!
まとめ
今回は、ランニングに筋トレは逆効果なのか、について解説しました。
ランニングしている人が筋トレをするメリットには、ランニングエコノミーの向上やスピードの向上などがあります。
ランニングの時間を割いてまで行う必要はありませんが、時間に余裕があれば取り入れてください。
一方で、筋トレを行うときは注意点もいくつかあり、ランニングのパフォーマンスを落としてしまうこともあります。
実施するときは注意点も意識しながら行ってくださいね。
ランニングと筋トレをうまく組み合わせて、体力・走力アップを目指しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆者紹介
- 松田純平(パーソナルトレーナー)
- 筆者の詳細
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