「筋トレとランニング同じ日にどっちもやっていい？」
「筋トレとランニングどっちを先にやるべき？」
筋力トレーニングとランニングをあわせて行うとき、その順番をどうすればいいのか迷いますよね。
私は普段、ランニング専門のトレーナーとしてランニング指導をしていますが、この質問をよく受けます。
「どっちでもいいでしょ」と思う方もいると思いますが、実は目的によって理想的な順番は変わります。
本記事では、筋力トレーニングとランニングどちらを先に行うべきか、目的別に解説。
また、同時に行うときの注意点もあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
筋力トレーニングとランニングをうまく組み合わせて、理想的な身体を目指しましょう！
トレーニングとランニングの順番はどっちが先？
筋力トレーニングとランニングを同じ日に行う場合、どちらを先に行うのが理想でしょうか？
結論から言うと「自分が重要だと思う方を先にやる！」です。
例えば、筋力をつけたい人は「筋力トレーニングが先」。
持久力をつけたい人は「ランニングが先」となります。
中には、どっちもバランスよく身につけたいと言う方もいるでしょう。
そのような方は、日によって交互に行うのがおすすめ。
今日は「筋トレ→ランニング」
明日は「ランニング→筋トレ」
のようなイメージです。
次に、目的別にトレーニングとランニングの理想的な順番について解説します。
自分の目的にあった順番をみて、効率よく鍛えましょう！
3つの目的それぞれの理想の順番
ここからは、目的別に筋力トレーニングとランニングどちらを先に行うべきか、について解説します。
少しでも効果を高めたい方は、ぜひ参考にしてください！
筋力の向上：トレーニングが先
筋力の向上が目的の方は、トレーニングを先に行いましょう。
筋力トレーニングを行うと、mTORというタンパク質が活性化し、筋力の向上が促進されます。
しかし、仮にランニングのような持久系のトレーニングを先に行うと、TSC2と言うタンパク質が活性化され、mTORのはたらきを邪魔してしまいます。
このような関係から、筋力を優先的に向上させたい場合は、トレーニングを先に行うのがおすすめです。
また、ランニングを先に行うと身体が疲労して、トレーニングを万全の状態で行えません。
挑戦したい負荷や回数などを実施するためにも、身体がフレッシュな状態でトレーニングを行いましょう！
体力の向上：ランニングが先
体力向上が目的の方は、ランニングを先に行いましょう。
ランニングの効果を高め、体力を上げるには、いかに長い距離を楽に走れるかが重要です。
トレーニングを先に行ってしまうと、筋肉が疲労し、その回復にエネルギーを取られてしまいます。
そのような状態でランニングを行うと、本来得られるはずの効果が十分に得られません。
私自身も、筋トレを先にやってから走り出していたことがありましたが、ダル重い感じや軽い痛みなどが出て気持ちよく走れないことがありました。
冒頭にも書いてあるとおり、自分が優先的に伸ばしたい方を先に行いましょう！
トレーニングをしていないけど、ランニングすると身体が重いという方はいませんか？
以下の記事でその原因を解説しているので、気になる方はチェックしてください。
ランニングの走り始めで足が重い原因と対策3選！走る前におすすめのストレッチも解説
ダイエット：トレーニングが先
ダイエットが目的の方は、トレーニングを先に行いましょう。
ただし、これは長期的なスパンで痩せたい場合です。
あまりおすすめしませんが、短期間で痩せたいならランニングをおすすめします。
ダイエットを成功させるために、重要な要素の一つとして「基礎代謝量の増加」があります。
つまり運動時間だけでなく、日常的に消費できるエネルギー量を増やすということ。
基礎代謝量をアップさせる近道が、筋力トレーニングです。
トレーニングで筋力をつけることで、痩せやすい身体に近づきます。
以下の記事では、40代の方向けにトレーニングを行うメリットや具体的なトレーニングなどを解説しています。
ぜひこちらも参考にしてください。
トレーニングを40代から始めるメリット3選！おすすめの筋トレメニューもあわせて紹介
最後に、トレーニングとランニングを同時に行うときの注意点について解説します。
どちらも行うのはいいことばかりではないので、注意点も頭に入れて実践しましょう。
トレーニングとランニングを同時に行うときの注意点
トレーニングとランニングを同時に行うことで、筋力を上げつつ、体力の向上やダイエット効果なども期待できます。
しかし、メリットばかりではありません。
同じ日にどちらも行うことには、以下のようなデメリットがあります。
・ランニングを行うと実施順に関わらず筋力向上の妨げになることがある
・身体の回復が間に合わず「オーバートレーニング」になることがある
・運動時間が長くなり集中力の低下が起こりやすくなる
このようなデメリットがあることを頭に入れておきましょう。
運動習慣がない方や体力に自信がない方などは、無理にどちらも行う必要はありません。
「今日は筋トレ」「明日はランニング」のように交互に行いましょう。
トレーニングに慣れている方も、ケガや慢性疲労などのリスクがあるので、回復日をしっかりと設けてくださいね！
まとめ
今回は、トレーニングとランニングどちらを先に行うべきかについて、目的別に解説しました。
トレーニングとランニングを同じ日にやる場合、その順番は目的によって変わります。
それぞれで得られる効果を高めるためにも、順番には気をつけましょう。
またどちらも行う場合は、疲れが溜まりやすかったり集中力が維持しづらくなったりとデメリットもあります。
しっかりとトレーニングを休む日をつくって、万全の状態で臨んでください。
トレーニングとランニングをうまく活用して、理想の身体を目指しましょう！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆者紹介
最新の投稿
ブログ2024年7月24日ランニング毎日はよくない？3つのNGな理由とおすすめの頻度を解説！
ブログ2024年7月20日トレーニングに飲み物は必要？おすすめ飲料3選と摂取量の目安もあわせて解説！
ブログ2024年7月17日「ランニング20分は意味ない」は本当？得られる3つの効果と消費カロリーを解説！
ブログ2024年7月13日トレーニングを早朝に行うメリットとデメリット3選！食事の方法もあわせて解説
