筋トレでふくらはぎは意味ない?鍛える3つのメリットを解説!

筋トレでふくらはぎは意味ない?鍛える3つのメリットを解説!

この記事の内容

「筋トレでふくらはぎを鍛えるのは意味ない?」

「ふくらはぎを鍛えるとどんなメリットがある?」

 

このような疑問を持ったことはありませんか?

 

 

私は現役のマラソンランナーとして、日々トレーニングしていますが、昔はふくらはぎの筋トレを行うことはほとんどなかったです。

 

しかし、最近はふくらはぎを鍛える重要性を理解し、定期的に筋トレをするようにしています。

 

 

本記事では、ふくらはぎの筋トレは意味がないのか、について解説。

 

また、ふくらはぎを鍛えるメリットもあわせて紹介します。

 

筋トレでふくらはぎを鍛えて、理想的な脚力を身につけましょう!

 

ふくらはぎの筋トレは意味ない?

ふくらはぎを筋トレで鍛えるのは、意味がないことなのでしょうか?

 

結論から言うと、大きな意味があります

 

 

ふくらはぎは、解剖学的には「下腿三頭筋」と言い、腓腹筋とヒラメ筋で構成されています。

 

以下は、それぞれの筋肉の役割の一部です。

 

腓腹筋:歩行やランニングなどの蹴り出しのときに、地面を押す力を生む

ヒラメ筋:歩行中や立っている時などに、足部を安定させる

 

 

このように、ふくらはぎはただ立っている時も、歩いている時も、走っている時も活躍しています。

 

加齢で筋力が衰えてきた人は、転倒予防やバランス力向上などに役立ち、運動している人ならパフォーマンスアップに効果的です。

 

「ふくらはぎの筋トレは意味ない」は”と言っていいでしょう!

 

 

以下の記事では、ランニングでふくらはぎがパンパンになってしまう原因について解説しているので、気になる方はぜひチェックしてください。

ランニングでふくらはぎがパンパンになるNGフォームは?筋肉痛を防ぐ走り方の2つの秘訣!

 

 

次に、ふくらはぎを鍛えるメリットを3つに分けて詳しく解説します。

 

自分に必要だと感じたら、ぜひふくらはぎの筋トレにトライしてみましょう!

 

ふくらはぎを鍛える3つのメリット

ここからは、ふくらはぎを鍛えるメリットを詳しく紹介します。

 

健康増進から運動パフォーマンスアップまで活かせるので、ぜひ参考にしてください!

 

血液循環の促進

筋トレでふくらはぎを鍛えるメリットの1つめは、血液循環の促進です。

 

ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれ、血液を心臓に戻すためのポンプとして重要な役割を果たします。

 

 

筋トレで鍛えることで、この筋ポンプ作用が強化され、静脈還流(心臓へ戻る血液の流れ)が促進されるのです。

 

これにより、むくみや静脈瘤などのリスクを軽減できます。

 

 

厚生労働省が発表している「令和5年(2023) 人口動態統計月報年計」では、3大死因のうち2位が心疾患です。

 

心臓へスムーズに血液を戻す力は、健康のためにも非常に重要と言えます。

 

足首の安定性とバランス向上

筋トレでふくらはぎを鍛えるメリットの2つめは、足首の安定性とバランス向上です。

 

ふくらはぎを構成する腓腹筋・ヒラメ筋は、立っている時や歩行時などに、足首を安定させる重要な役割を果たします。

 

 

これらの筋肉を鍛えることは、足首の安定感とバランス能力が向上し、ケガ(捻挫など)の予防に効果的です。

 

サッカーやバスケットボールなど、瞬発的なスピードと方向転換が求められるスポーツでは、足首の安定性は重要です。

 

 

また「スポーツ選手以外は鍛える意味がない」ということはありません。

 

加齢によって、体力・筋力が衰えてくると、小さな段差や少し傾斜のある場所などで転倒しやすくなります。

 

そんな、加齢による転倒予防にも効果的です。

 

 

以下の記事では、40代におすすめのトレーニングを紹介しています。

トレーニングを40代から始めるメリット3選!おすすめの筋トレメニューもあわせて紹介

 

40代はまだまだ若いと思われがちですが、何もしないと急速に体力は低下していきます。

 

ふくらはぎの筋トレ以外も載せているので、ぜひ参考にしてください!

 

運動パフォーマンス向上

筋トレでふくらはぎを鍛えるメリットの3つめは、運動パフォーマンス向上です。

 

ふくらはぎの筋肉である腓腹筋とヒラメ筋は、歩行・ランニング・ジャンプといったスポーツ時の動作で重要な役割を担います。

 

地面を押し返す推進力を生み出し、効率的なエネルギー伝達が可能になるのです。

 

 

また、鍛えられたふくらはぎは筋肉の伸張反射を効率化します。

 

伸張反射とは、筋肉が急激に伸ばされた際に反射的に収縮する反応のことです。

 

伸張反射が効率化すると、瞬発的な動きが求められるスポーツにも活かされます。

 

 

私は学生時代、持久力と瞬発力の両方が必要な、陸上競技の800mを専門にしていました。

 

一時期、記録に伸び悩んでいましたが、ふくらはぎの筋トレやジャンプ系のトレーニングなどを取り入れることで、楽にスピードが出せるようになり、記録も向上しました!

 

このように、ふくらはぎの筋トレは、スポーツパフォーマンスを向上させるためにも重要です。

 

まとめ

今回は、ふくらはぎの筋トレは意味がないのか、について解説しました。

 

ふくらはぎの筋トレに意味がないことは全くなく、むしろ取り入れるべきトレーニングの一つです。

 

スポーツ時の動作に活かされるのはもちろんですが、血液循環を促進したり転倒予防になったりします。

 

これを機に、他の部位に加えて、ふくらはぎの筋トレもぜひ取り入れてくださいね!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

参考文献

・令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/index.html